ヒューマン漫画

SNSの毒女たち(漫画)ネタバレ感想 嬉野めぐみ

2018年8月1日

SNSはわたしのイキガイ、たったひとつの心のよりどころなの!

娘はただの着せ替え人形。SNSの写真映えのネタ。そして医者の夫はわたしのATM!!

 

嬉野めぐみ先生の漫画「SNSの毒女たち」は、SNS中毒のセレブ気取りの主婦のこっけいな人生を描いた物語です。

 

SNSの称賛を求める主婦を、執拗にディスってくる捨て垢の正体とは!?

こちらではあらすじと感想をご案内します。

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「SNSの毒女たち」のネタバレ

 

結婚前は若さと美しさで男たちをトリコにし、貢がせまくっていた坂口ナナ。

豪邸持ちの医者と結婚して娘も生まれ、セレブの妻として何不自由ない「最高」の人生を生きるワタシ・・・それをSNSでみんなに自慢して称賛コメをもらうことが生きがい。

 

実生活は考えていたより甘くはなく、医者と言ってもそこそこ裕福なだけで豪遊もできない。

かわいい娘は写真ネタにぴったりだけど、朝から晩まで面倒みなくちゃいけないのでうっとうしい。

 

さらに最近イラつくのは、「SNSの中の素敵なワタシ」にいちいちケチをつけてくる捨て垢のせい。

ブロックしても、ブロックしても捨て垢で癇に障るようなコメントをしてきて・・・

 

「SNSの毒女たち」の結末

 

調子にのったナナは、ベビーシッターに娘を預けて外出して遊びまくる。

そこで知り合ったハンサムな男たちの魅力のトリコになり、貢ぐナナは昔のようにモテまくった時代を思い出して自分に酔いしれる。

 

とうとうお金が尽きてしまい、貢いだ男にとんでもない要求をされてしまう。

※ラストで謎の捨て垢の正体がわかります。読んでのお楽しみ!!

 

「SNSの毒女たち」の感想

 

自撮りパシャパシャ、SNSで輝くワタシをディスるやつは絶対に許さない!とネット上の称賛がやみつきになり、現実の生活が反比例してすさんでいくヒロイン。

医者の夫は優しく、高級フレンチのデリバリーをバンバン頼んだり、ブランド服を買いまくっても、控えめに注意するだけの気弱なひと。

 

「あのブランドもすごい!」「うらやましい〜!」

ただひたすら自分への称賛ほしさに、いかに自分がセレブ生活をしているか写真でアピールしつづけるイタ主婦。

 

向き合うのはスマホだけで、現実の家庭はほったらかし。

ネタにされた娘は放置されてネグレクト状態だし、夫はただのATM扱いですしかわいそうでした。

 

SNSにハマってしまうと、その仮想空間の中で出会った人々のほうがリアルに感じられてしまい、ちょっとした褒め言葉でもゾクゾク〜っとしてしまうのかも。

リアルではたいてい、面と向かって褒められることはまれですし、文章だと何回でも読み返せるので「自分に向けられた褒め言葉」というのは確かにやみつきになりそうです。

 

ヒロインのナナは、自分のわがままや欲望さえコントロールできていれば十分に幸せになれる余地があったのに、ふりまわされた挙げ句破滅して闇堕ちへ・・・

ものすごいお金持ちじゃなくても、クレジットカードで好き放題買い物させてくれる医者の旦那なんてめったにいませんし、あれで満足していればよかったのに。

 

なまじ、若い頃に美人でなにもかもが自分の思い通りになる人生を歩んでいると、年を上手に取れなくなって大転落してしまうパターンにハマっていくのかな。

ナナがあの男たちにだまされたのはたぶん、偶然じゃなくてSNSにアップした写真から行動範囲を特定されてワナにかけられたんだろうなあ、と思います。

 

あと印象的だったのは、今までさんざん「素敵!」といいね!してきたフォロワーたちが、ナナが追い詰められて「しんどい助けて」と投稿したときに無反応だったこと。

 

そんな反応を見ていると、SNS上の称賛というのは動物園やサーカスを見て拍手をするような、良い見世物だったという意味合いなのでは、と少々哀しくなりますね。

SNSに真の友達はいない・・・いるのはアンチとショーの観客だ、ということでしょうか。

 

ワンコインにしては、読み応えのある内容でした。

 

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