ホラー・サスペンス漫画

サイコパスな子供たち~目障りだから消していい?~ネタバレ感想

2019年1月17日

天使の皮をかぶった、恐るべき子供たち!

短編漫画集「サイコパスな子供たち~目障りだから消していい?~」は、一見愛らしく無邪気に見える子供たちが、良心の欠如した悪魔のようにふるまうホラーストーリーです。

 

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「サイコパスな子供たち~目障りだから消していい?~」の収録作

 

この作品には3つの短編が、それぞれ異なる作家さんにより描かれています。

 

子供は天使だ(川菜亜子)のあらすじ

 

両親からも「まるで天使そのもの」とかわいがられて育ったマリイ。

 

そう、若くかわいくお人形さんのような美しさをもつ私達は・・・「天使」

マリイは自らのかわいさを利用し、学校でも好き放題にふるまっていた。

 

だが、お気に入りの男の子・沖くんの注意を引いた「森ブー」こと頭が悪くてかわいくない「天使じゃない」クラスメイトが目障りで、いじめを始める。

 

担任の佐久間がトロくさい「森ブー」を「天使」だとかばい、沖くんにいじめの現場を見られてしまった。

 

こいつらのせいで、あたしの株が下がったと怒るマリイは「森ブー」に「幸せの薬」だと嘘を教え・・・

 

一言感想:詰めが甘すぎた「腹黒天使ちゃん」の末路が自業自得すぎ。

 

良い子 悪い子(大原レイン)のあらすじ

 

再婚した彩菜は、直也の連れ子である真由と潤一の継母になった。

直也にとっては「三度目」の再婚であり、前妻は車の事故で亡くなっていた。

 

潤一は無邪気に受け入れてくれたが、真由は気難しく、過食を繰り返しては吐き、ある日彼女がなでていた猫が無残な姿でゴミ捨て場で見つかった。

 

そして潤一の体にアザが見つかり、彩菜は真由が弟を叩く現場に出くわしてしまう。

真由の行いを咎めた彩菜は、目の前で真由がベランダから落ちそうになり・・・

 

一言感想:いい笑顔で笑う「いい子」ほど、じつはヤバかった説。

 

まるで他人(佐嶋しおり)のあらすじ

 

早希は妻子ある孝と不倫関係だったが、孝が離婚したことでやっと正式に結ばれ、子供も授かった。

しかし前妻が事故で亡くなり、一人息子である10歳の拓を引き取ることになってしまった。

 

拓はとてもいい子だったが、早希は内心嫌だった。何かかわいげのない、引っ掛かりを感じる子供。

嫌な予感がするなかで、お金やモノがなくなったり、赤ん坊の萌の脱臼事件が起こる。

 

拓を疑い、騒ぐ早希だったが・・・

 

一言感想:3話の中で、一番のサイコパス優勝者はこの子。

 

「サイコパスな子供たち~目障りだから消していい?~」の感想

 

無垢で汚れを知らない、天使のような子供たち――

大人になると、自分の子供時代も忘れて、それこそ「無邪気に」子供たちを「天使」と呼んだりしてしまいますが、子供たちだって一個の人間。

 

純真というよりも、むしろむき出しの感情をぶつけてくるからこそ、その冷酷さや残酷さが際立ちます。

 

この物語に出てくる子供たちは、大人が子供に抱く「天使」のイメージを利用し、周りを操って人生を思い通りにしようとする「サイコパス」的気質をもっている子たちです。

 

彼らに良心は芽生えておらず、ただひたすら自らの「快・不快」を軸に目的の達成のためなら、他人がどうなってもかまわないというゾッとするほどの冷たい精神性を宿していました。

 

自分の子供時代を思い出してみればわかりますが、そんなに「いい子」ばっかりじゃない・・・とわかりそうなものですが。

 

大人にとっては「子供にこうあってほしい、いつまでも天使のようで無邪気な存在でいてもらいたい」という願望があるのかもしれませんね。

それぞれ、とてもおもしろい短編でした。

 

>>「サイコパスな子供たち」試し読み

 

 

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