ついに明らかになる、壱成の身分とコンプレックスの正体!
無理やりゲームに参加させられた早梅がパーティ会場で大暴れし、ついでに壱成のハートを盗んでしまう?展開に!!
橘オレコ先生の漫画「プロミス・シンデレラ」4巻(分冊版)のあらすじと感想をご案内いたします。
「プロミス・シンデレラ」4巻のネタバレ
壱成が命じてきたのは、本日の主役である恵に「ある伝言」を伝えることだった。
伝えられた内容は、どれもこれも「大激怒」間違いなしの無理ゲー。
しかし、それだけで金がもらえる、となると早梅も断りきれない。
イヤイヤ「伝言」を伝えた早梅は・・・予想通りに恵に激怒され、誕生会はめちゃくちゃに。
恥をかかされ、追い詰められた恵は壱成に対して「言ってはいけない言葉」を言ってしまい・・・
壱成の素性と、兄へのコンプレックスが明らかに!?
今回やっと、「壱成は何者なのか」がはっきりしました。「片岡壱成」が本名。
恵がやたらとヨイショして迫っていたのは、壱成がとある旅館の社長令息で、イケメンで金持ち、将来の有望株だったからこそ。
そして、ご立派な「実家」には壱成が一瞬でキレてしまう「兄」というキーワードが。
つまりアレですね。由緒正しい家柄での、優秀な兄と出来の悪い弟との後継者争い的なものではないでしょうか。
「なにか」をやらかして放逐された壱成は、「実家」と兄に大きなコンプレックスを抱えながら、無為な毎日を過ごしていたことがうかがえます。
「プロミス・シンデレラ」の感想
早梅サン、サイコーーー!!
姉御!と呼びたいくらいに、スカッとするケンカ両成敗が見られました。
一番触れられたくないトラウマに、無神経に触れられたとはいえ、やりすぎな壱成をガツン!とやりこめ。
恥をかかされたとはいえ恵も言いたい放題しすぎで、早梅が生ゴミを見るような蔑んだ冷たい目で「ブス」と黙らせたのが素敵。
年の功? ささくれた壱成の心に響くようなイイコトも言っちゃって「あ、これで壱成は惚れたなー」というのがまるわかり。
ひねくれた態度は変わらないながらも、ひそかに頬が赤くなっていたし。
やっぱり、年の差ラブな展開にいきそうな予感♡
親がすごいから、とか将来実家の力で出世できる、金持ち、と周囲から自分自身を見てもらえなかったのであろう壱成。
そんな彼に、一番ほしい言葉をサラッと言えてしまう早梅サンは、大人の女性ですねー。
感受性が尖そうな壱成は、「大人のウソ」とか「こびへつらい」に敏感で、だからこそ早梅みたいな本音でぶつかってくるタイプが好きなのかも。
とにかく、今回でふたりの間に流れる空気に「変化」が起こりました。ふたりに、というか壱成のかな。
今まではひたすら、早梅をいじって遊んで(好きな子をいじめるのが楽しい男子っぽい感じで)からかって、という雰囲気だったのに、つぎの話からは自分の中にある気持ちに戸惑いながら、照れ隠しでいじめちゃう系な。意外と純情系男子。
なんだかんだでまだ、高校生ですもんねー。本来、青春真っ只中で何も考えずにケラケラ笑って友達と遊んでいられる年。
家族とのいざこざがなければ、壱成も、もう少し素直な性格だったのかしらん。
早梅のほうはニブそうなので、しばらく彼の気持ちには気づかないだろうなー。
次回へつづく!