性格最悪の金持ちボンボン高校生・壱成と、不本意ながら「リアル人生ゲーム」をスタートすることになった早梅。
ドレスアップさせられて向かった先は、金持ちお嬢様のパーティ会場。
はじめてのゲームは・・・『高級クラブで主役に恥をかかせ20万獲得』だった!?
橘オレコ先生の漫画「プロミス・シンデレラ」3巻(分冊版)のあらすじと感想をご案内いたします。
「プロミス・シンデレラ」3巻のネタバレ
いっそ逃げ出してしまおう、と思っても強面のボディガードに阻まれて、結局「ゲーム」をさせられる早梅。
お高いドレスに着替えさせられ、連れて行かれた先は会員制の高級クラブだった。
パーティの「主役」は、あきらかに壱成に気がある自称・スーパーモデルの細身の美女・恵。
壱成が同伴してきた、というだけで敵意満々の恵は、早梅を見下して「ババア!」発言を連発。
いろいろ勘違いされているだけなのに、なぜこんな目に・・・と早梅は憔悴する。
「プロミス・シンデレラ」の感想
スバラシイくらいに自信満々な、パパは大企業の社長でママは女優だという自称・スーパーモデルの女に、「おばさん」「ババア!」と年齢を罵倒される早梅。
年下が年上にできるマウンティングっていえば、年齢が手っ取り早いですからねえ。
『わたしのっ、若さ、美貌、財力、知性はあんたより全部うえーーー!』
って言い切れちゃうのも、ある意味中二病に近い「全能感」とでも言うのでしょうか。
若いっていいな・・・(お茶をズズズッー)
10代、20代前半の若い子って女性に「ババア」って気軽に使いますけど、わかっているのかな? 『10年後にはおまえもジジイかババアになるんだっちゅーの』っていうことが。
10年なんて、あっという間ですよ、フフフ・・・
さてさて。
早梅はさすがの余裕で恵のマウンティングをかわしていますけれども、壱成の目的はきっと、この女をへこませることなんでしょうね。
『高級クラブで主役に恥をかかせ20万獲得』
というゲームなわけですから、壱成に媚を売ってくる恵(おそらくは壱成の財力が目当て?)をじつは壱成は快くは思っておらず、万座の席で恥をかかせて楽しみたい、という悪趣味な内容です。
あと、吉寅じいやさんのほかにその筋の強面手下2名も登場して、「もしかしてヤーさん系?」の疑いも出てきた壱成の両親の素性。
大金持ち、というよりはスジ者だったりして。吉寅じいやさん、まわりに怖がられていたし。ますます、ミステリアスな壱成。
マウンティングしあう金持ち人種があつまるパーティに、本心ではうんざりしていて、早梅みたいなまともな感性の女性と一緒にいるほうが心地よいのかな。
次回、なんと早梅が壱成から「とんでもないこと」をやれ、とけしかけられてしまいます。
4巻へつづく!