掃除の仕方がわからず、キノコが生える汚部屋に暮らす雑貨店の店長・未華子のもとにやってきたのは、『お掃除の王子様』だった!?
田中慧先生の漫画「汚部屋プリンセス」は、どうしようもないだらしない部屋が高校生男子の汚部屋改造で蘇るさわやか系ストーリーです。
こちらでは、あらすじと感想をご案内します。
「汚部屋プリンセス」のあらすじ
インテリア雑貨店を営んでいるのに、未華子の部屋は恐ろしく汚かった。
母親から親戚の高校生・龍太郎をしばらく預かることになる。
龍太郎が汚部屋・ゴミ屋敷状態を見て、あ然。
脱ぎ散らかした服や靴下、散乱するゴミ袋に使用済みティッシュ、食べ終わったあとのプラスチック容器・・・台所は汚れたままの皿の山。
およそ若い女の住む部屋とは思えない、どんよりとした空気の中で、あまりの汚さに正体不明のキノコまで生える始末。
「こんなとこ、ゴキブリでも住まんわー!!」
とキレた龍太郎によって、厳しい「掃除テク」の指導が入るが、果たして手のつけられない汚部屋が蘇るのか!?
「汚部屋プリンセス」の感想
汚部屋暮らしのインテリア雑貨店長、ってなんの冗談ですかーー!?
仕事場ではきちんとできるのに、なぜか自分の部屋となると片付け方がわからずに放置、日に日にひどい状態に悪化していったという。
そこに運良く、さわやか野球児でしっかりものの高校男子が来てくれて「汚部屋改造」に取り組んでくれたのですから、本当に良かったですね。
龍太郎くんは幼い頃にお母さんをなくして、きれい好きな母親の背中を見て育っていたので、「お掃除好きな王子様」になっていました。
スポーツ少年って、やっぱりさわやかでいいなー。
ヒロインとの関係はお掃除を通していい雰囲気にはなるものの、さすがに年齢差もあるし、これから恋になる予感はありうるというところで終わってました。
未華子・・・あんな汚すぎる部屋に暮らせる感性がヤバイですけれども、思いっきり年下の龍太郎くんに怒られてもアドバイスを取り入れる素直さがあって、「師匠!」と掃除の先生だと立てているあたり、そこはえらいですよね。
年上だろうと、年下だろうと、教わる立場であれば相手は「先生」ですから。
あと、実際に掃除に役立つテクニックがそのまま使えそうなので、真似したくなっちゃいます。
短くてさらっと読めるけれども、よくまとまっていて続編読みたいかなと感じました。
そのほか『汚部屋・ゴミ屋敷系漫画』のご紹介
最近、『汚部屋・ゴミ屋敷系漫画』が流行?してるのか、わりとこうした題材の漫画が出ています。
せっかくなので、当サイトでレビューしている汚部屋系漫画をご紹介します。
アクセスNo.1!『ゴミ屋敷とトイプードルと私』
SNSで輝くキラキラ☆女子の裏側は、トイプードルを虐待するゴミ屋敷の住人だった・・・という裏表こわ〜いアラサー女の物語。
なんか知らんけど、めっちゃみんな読んでくれて、ものすごい人気作です。
短編集「おばさんSNS炎上」収録作 第1話「彼女の本当」
中年女性たちの「SNS炎上体験」を集めたお話で、セレブぶったカリスマ主婦気取りの女が、じつは汚部屋で・・・という漫画。
「となりはヤクザでゴミ屋敷」
もしも隣人がヤーさんでゴミ屋敷の住人だったら・・・タイトルまんまのお話です(笑)
1トンものゴミが出てきます。