お隣さんである母子家庭のうららちゃんと仲良くなった凪。
漫画「凪のお暇(コナリミサト作)」2巻 第9話「凪、もやもやする」では、凪宅に入り浸るようになったうららちゃんを心配して、美人すぎるシングルマザー・うららママが登場します。
「凪のお暇」2巻 第9話のざっくりネタバレ
うららママは美人な苦労人
空気読みすぎて過呼吸になるまで、他人に気を使って自分がどんなひどい扱いを受けても文句を言わなかった凪でしたが。
「仲良しになったうららちゃん親子」のためなら、「怒り」を見せることがわかりました。
とは言え、部外者の凪がどうすることもできずに悶々とひとり、腹を立てていただけですが・・・
そんな心配は杞憂に終わります。
じつは、うららママは誰にも負けない『スーパーウーマン』だったのです。
学校が終わると凪の部屋に寄って、おしゃべりしたりおやつを食べるようになったうららちゃん。
娘が隣の人の部屋に入り浸っているのを心配してか、うららママがやってくる。
うららそっくりの麗しい美貌に感心する凪。
うららママは、亡くなった夫の建設会社で仕事をさせてもらっていた。
仕事をしながら学校の役員をして、金銭的なゆとりもないから娘に苦労させていると嘆く。
凪はその後、うららママが同級生のママ友たちから「やんわりとしたリンチ」を受けている現場に遭遇してしまう。
『あなたは私たちよりも貧乏で格下だ』とオブラートに包んだ女の攻撃。
うららママが仕事でその場から去ると、今度は『いない人の悪口大会』で、マウンティング合戦が始まる。
あまりの意地悪な言いように、凪は他人のことながら腹が立って仕方なかった。
うららママが超カッコ良かった今回のお話
ママ友たちの、親切そうに見せかけた笑顔と言葉の裏の辛辣さにさらされるうららママ。
シングルマザー家庭を見下して「あの子と遊んじゃいけない」とうららちゃんをハブろうとするも、「働く女性」であるうららママのカッコよさ全開な回でした。
儚げな綺麗な女性なのに、工事現場で重機のクレーンを卒なく動かし、現場の兄ちゃんたちに「職長」と頼られて尊敬されてすらいるうららママ。
のほほん、とおしゃれカフェでダベって人の悪口に花を咲かせるおばさんたちよりも、よっぽど素敵でかっこいいです。
そして、娘のうららちゃんはそんなママのカッコよさを知っていて、何言われても平気だと笑う。ぎゅーっとくるエピでした。
2巻 第9話の感想
凪って「絶対に怒らないひと」というイメージが強かったんですが、今回始めてその怒りを見ました。
自分のことなら我慢できるけど、大切な隣人であるうららちゃんのママが貶められていることに対して、「どの口がほざく」と本気の怒りをぶつけます。
凪は結構、結婚願望が強いようでママ友軍団に「結婚いいなあ!」と思っていたり。
元カレの慎二はなんだかんでスペックだけは良かった(イケメン・営業部のエース・高学歴っぽいエリートリア充)ので、条件だけで考える結婚相手としては十分だったけど。
恋愛と違って、結婚は生活だからあんな人とは一緒に暮らせませんよね・・・。
先走って慎二と結婚しちゃわなくてよかった、と思います。
次回、また慎二が凪の周りをうろちょろしてきます。つづく。