コナリミサト作 漫画「凪のお暇」2巻が本日発売! 即ゲットしました。
第7話「凪、露知らず」では、凪の元カレ・慎二の秘められた想いと、凪が去ったあとの職場のことが描かれています。
変わりたい女に、変わってほしくない男。もはや凪の眼中にない慎二でしたが・・・
こちらの記事では、7話と8話をご紹介します。
「凪のお暇」第7話と8話のネタバレ
じつは凪にめっちゃ惚れてた慎二
凪に暴言の嵐でひどい扱いをしてきた、モラハラ彼氏の慎二の「ホンネ」とは?
本当はすごく好きで、でも好きすぎて逆にいじめたくなってしまうこの気持ち。
知らない男に笑顔を見せていた凪が許せない。
扇風機しかない空っぽの部屋で、荷物と一緒に慎二も断捨離されていた、あのショック。
不器用で、擦り切れるほど空気を読んでしまうあの凪のままでいいのに。
凪にはまったく伝わっていなかった、そんな想いが描かれているお話です。
慎二の本心
慎二は昔、ひと目見てサラサラのロングヘアーの凪のことを気に入った。
新しい女のところに食事に行っても、凪がこしらえてくれた手作りの節約メシのうまさにはかなわない。
付き合って初めて迎えた朝を思い出す。
モサモサのくせ毛を、自分が寝ている間に必死にまっすぐのサラサラにしようと整えてた凪を見て、ギューっと胸が愛しさで苦しくなった。
好き。守りたい。俄然、一生守る。
慎二は、凪に夢中だったのだ。
感想
今回は慎二の胸中が語られる編ですが、めっちゃ凪に惚れてる!というのは伝わってきました。
小学生並みに、本当に好きな子をいじめてしまう・・・とお姉さんに自分の悪いところをそれなりに自覚して懺悔してました。
だからと言ってあんな態度とっていいわけじゃなく、凪の幸せを願うのならここで大人しく身を引いてくれ、と読者としては思います。
慎二も意外と空気を読みすぎるタイプで、そこは凪と同じだったんですが、凪と違って要領よく立ち回れる人。
作者のコナリミサト先生はキャラクターとしての慎二を気に入っているそうなので、まだまだ消えてくれないんだろうなあ。
ゴンと凪が接近しているのを知って、慎二は危機感を覚えますが、ときはすでに遅し、ですよね。
「新しい自分に変わる」と人生への冒険心でいっぱいな凪が、慎二とは正反対なゴンに惹かれるのも当然の流れ。
クールビューティな小学生・うららちゃん
なお、8話ではお隣に住む母子家庭の小学生・うららちゃんと凪との心温まる交流が描かれています。
最初はとっつきにくい子に見えたのに、「わんちゃんみたい」とモジャモジャ頭がお気に入りで凪になついてくるうららちゃんがかわいい♡
凪はうららちゃんが大はしゃぎで魔法少女ごっこをしている姿を目撃してしまい、うららちゃんの表の顔と裏の顔がまるわかり。
でも、かわいいもんですよね・・・友達に見栄をはりたくて、ついついてしまった嘘。
貧しい母子家庭で他の子みたいにキレイな洋服も、ゲームも買ってもらえず、住んでいるところは狭いボロアパート。
引け目を感じるのがいやで、自分もゲームのキャラを誰より知っているんだと見せかけたり、わんちゃんがいる(おそらく凪のこと)と言ってみたり、精一杯背伸びしているうららちゃんが愛おしいです。
よそと比べてしまう自分が嫌、といううららちゃんに、同じような経験をしてきた凪がかけた慰めの言葉。
誰よりもひとりの子供時代のさみしさを知っていたからこそ、うららちゃんの心に響く言葉をかけられたんでしょうね。
すっかり「仲良しのお隣さん」になった凪とうららちゃんでしたが、もうひとりのお隣さんであるゴンがそのやりとりをすべて見守っていたのも微笑ましいです。
凪が過去に「お母さん」に嫌な思い出があることがわかった今回でしたが、うららちゃんは自分のお母さんが大好きだったんでそこは本当によかったなーと。
次回、なんと美人すぎるシングルマザー・うららママが登場します。