「ブス子」と蔑まれながら生きてきたブスで根暗で何も取り柄がないOL・瀬川夢子。
SNS上のファッションカリスマ「AYA」に憧れてアパレル業界に飛び込んでみるも・・・「AYA」が学生時代に夢子をいじめ抜いた女で、地獄が待っていた!!
前田アラン先生の漫画「醜い私があなたになるまで」は、醜い女が理不尽なパワハラ・公開処刑にあうゾッとするサスペンスストーリーです。
こちらでは第1話のあらすじと感想をご案内します。
「醜い私があなたになるまで」第1話のネタバレ
昔から「ブス」のせいでいじめられ、卑屈になって生きてきたOL・瀬川夢子。
トロくさくて会社では上司に怒鳴られ、キモイ・ウザい・ブスと見下されてぼっちで、ランチは便所飯。
夢子の憧れは、SNSで輝いている12万フォロワーのアパレルショップ店長であるカリスマ「AYA」。
美人で明るくておしゃれでスタイルも良く、みんなから称賛され、同い年なのにあまりにも自分と違いすぎる。
ある日、「AYA」のSNSで「バイト募集」を知り、「自分の人生を変えたい!」と一念発起して会社を辞めて応募。
これからはきっと、陽のあたる場所を歩けるようになりたい!という夢子の願いを裏切るかのように、「AYA」と会って愕然とする。
「AYA」は、かつて学生時代に夢子をひどくいじめたいじめっ子、張本人だったのだ・・・!?
「醜い私があなたになるまで」のみどころ
ブス子といじめられた夢子が「あんな輝く女性になりたい!」とあこがれ続けてきたSNSのカリスマインフルエンサー「AYA」の正体がじつは「いじめっ子」だった、という皮肉な展開からスタート。
「AYA」こと絢は、美人であるものの性格は変わらず最悪で、SNSでいい子ぶりっ子していても小狡い女。
上司をたぶらかして店長の座をゆるぎないものとし、「みんながアタシを絶賛」するためなら、手段を厭わない。
絢があえて、夢子を採用したのは自分の引き立て役として利用し、昔のようにいじめ尽くして搾取するため。
純真な夢子が絢の笑顔に騙されるはがゆさが、1話のみどころです。
「醜い私があなたになるまで」の感想
「美人すぎるカリスマ店長」そんな称号を維持しつづけようとする、悪辣ないじめっ子「AYA」に皮肉にも憧れを抱いて近づいてしまった夢子。
もともと真面目で素直な性格であっても、幼いころから「ブサイク」と罵られて育ってしまうと、どうしても卑屈さが抜けなくなってしまいます。
猫背で下を向いたブスで、ダサいファッション。
「ブスに権利なんてねーんだよ」という、「AYA」の黒い心の声がなんともはや。
似合わないとわかっているのに、あえてキラキラ系の洋服を買わせるあたり、「なんつー意地悪さ」と逆に感心してしまいました。
不幸だと、どこまでも不幸になっていくのか!というくらいに、なかなか理不尽な展開で「AYA」のオモチャにされていくであろう今後の夢子の行く末が気になります。
冒頭のボロボロにいじめられて絶望に落とされた夢子を見てるんで、よっぽどひどい目にあうんだろうなー、とは予想がつきますが・・・
ブスがいじめられっぱなしになるのか、それとも復讐に転じるのか。
次回も楽しみです!