この愛は、異端。 恋愛漫画

この愛は、異端。 ネタバレ感想 森山絵凪

2018年3月20日

5000年にひとり、という極上の美しい魂をもつ少女をつけ狙う悪魔の物語。

森山絵凪先生の漫画「この愛は、異端。」は、悪魔・ベリアル(バアル)と一緒に暮らす淑乃と、彼女を手に入れるための「契約と対価」を迫りながら淑乃を見守るバアルの駆け引きに引き込まれるお話です。

 

生まれる前から目をつけられた淑乃は、彼を兄とも父とも思いながら成長しますが、やがて思春期を迎え「対価」にも変化が現れます。

こちらではあらすじと感想をご案内します。

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「この愛は、異端。」のあらすじ

 

堕天使にして、人間の魂を契約と引き換えにむさぼる悪魔・ベリアルは、あるカップルが宿した命――5000年にひとりいるかどうかの、稀少な美しい魂を持つ「淑乃」を見つけ、彼女が生まれる前からその魂を手に入れる機会をうかがっていた。

両親を事故で亡くした淑乃は親戚をたらい回しにされた挙げ句、ひどい目に合わされて絶望し「悪魔を呼び出す書」を手に入れて、ベリアルと契約した。

ベリアルをバアル、と呼ぶ淑乃は、それがすべて彼の計略とは知らなかった。

 

一生涯、彼と共に暮らし、願いを叶えてもらうたびに相応の「対価」を支払う。

悪魔の好物は純潔な娘であり、命に関わるような大きな願いには「貞操と魂」を支払わなければならない。

 

そして子供のうちは軽かった「対価」だったが、成長して大人になった淑乃にバアルはさらなる重い対価を求め、「保護者」ではなく「男」の顔を見せるようになっていく。

 

魂の美しさとは?

 

5000年にひとりの割合でしか存在しないほどの、まぶしく輝く美しい魂。

バアルの発言から「心の美しさと魂の美しさは比例しない」ため、淑乃が特別清らかな聖女、というわけでもない。

 

過去に存在した同等の魂は「男性2名」で、女性ではないためサクッと魂をいただくだけだったバアル。

淑乃とわざわざ例の「対価」を設定したのは、心が触れ合うことで魂に直接触れ「魔力」を得られるから、というのが理由。

 

通常の魂ではなく、特殊な魂だからこその契約。普通の魂の場合は願いと引き換えに、寿命や魂の譲渡契約がデフォルト。

 

「この愛は、異端。」の感想

 

美しい魂を持つ少女と悪魔のオーソドックスな駆け引き、バアルは冷酷非情な悪魔で淑乃の魂と体を狙っているだけのはずが、いつの間にか「それ以上」の存在になっていくという、王道のオイシイお話です。

最初は淑乃の望み通りの「保護者」を演じていたバアルが、ある日突然ひょうへんしてしまうのも、悪魔ならではのラブ展開。

 

淑乃もバアルのことを心憎からず想っているけれども、「所詮は悪魔で、願いを叶えてもらい、対価を払うだけの関係」だと、割り切ろうとしている姿がまたなんともはや。

どんなに優しげに見えてもそれは「無償の愛」ではなく、常に対価を必要とする関係ですから・・・。

 

愛するひとと結婚して対価などいらない「本物の家族」をつくるのが、淑乃の夢。

「家族ごっこ」「恋人ごっこ」しかできないバアルとの関係にさみしさを感じないわけがない。

単純に恋人を求めているわけではなく、両親を亡くして親戚からも恐ろしい目にあわされてきた淑乃にとって、バアルは「第二の家族」だったり。家族愛も求めているんですよね。

 

バアル自身も赤ちゃんのときからずーっと見守ってきたわけで、親みたいな気持ちにならないわけでもないし。本人も淑乃への特別な想いにまだ気づいていないっぽい。すれ違うふたりの想いに、やきもき。

もーとにかく、絵がキレイだし(表紙買いした人も多いでしょう)悪魔と美少女の恋になりそうでならない、あやうい関係がいいバランスをとっていて、この世界観にひたってしまいます。

 

基本的にシリアス設定なんですが、ときおりクスッと笑っちゃう(バアルとの初めての出会いと契約で淑乃がおもらししてしまったり、悪魔懇談会でバアルが娘自慢したり)シーンもあって、そのせいか全体的に重たい雰囲気になっていません。

 

もうすぐ第2巻も発売ですが、大学生になった淑乃に近づく同級生・旭蒼也を「悪い虫」と認識したバアルのヤキモチ?と、普通の少女としての幸せを夢見ながらも、悪魔と契約した自分が普通の幸せなんて無理だと嘆く淑乃の今後がどうなっていくのか。超楽しみです!!

 

この愛は、異端。 2巻ネタバレへ

 

 

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