声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~

声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋ネタバレ 第20話 西海楼の女

2017年11月25日

今回のお話はチヌの禿を務める美緒の、かなしい初恋の物語。

声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋 第20話「西海楼の女」では、西海楼の女郎・光子に惚れる幼馴染の男・伸夫に淡い想いを寄せた美緒が、「よかれ」と思って手助けしたことで思わぬ悲惨な顛末を迎える悲しすぎるお話が待っています。

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「声なきものの唄」第20話 あらすじとネタバレ

美緒と伸夫の出会い

 

チヌの禿・美緒は猫にからかわれたことで頭にきて追いかけたところ、ただならぬ雰囲気の男女を見かけてしまう。

驚いて転び、足をくじいた美緒をその男ーー井筒伸夫はおぶって店まで届けてくれた。

伸夫は西海楼の女郎・光子の客だという。

なんとなく気になった美緒は、彼が落としたかんざしを届けに西海楼まで行ってみることにした。

 

引き裂かれた恋人たちの悲恋

 

西海楼で伸夫にかんざしを渡した美緒は、彼と光子の因縁を聞く。

ふたりは同じ村の幼馴染で、結婚の約束もしていたが光子は困窮する親に頼まれて仕方なく遊郭へ売られた。

東陽楼とは真逆で、西海楼は「安さ」が売りの遊郭で、楼主も因業爺と評判だった。

 

伸夫は光子を追いかけてきたが、一介のかざり職人に過ぎず、たまに「客」として光子と会うことしかできない。

「数年で出られる」と言われてやってきた光子だったが、逆に借金は増えていき、ますます泥沼にハマっていた。

 

恋した伸夫のためにした美緒の手助け

 

伸夫と光子の因縁を聞いても、美緒は恋わずらいでぼーっとしていた。

ある日、西海楼から光子が別の店に移ると聞く。理由は、もう伸夫につきまとわれたくないから・・・と。

 

「もう二度と会えんのか」と嘆く伸夫を見て、美緒は自分が力になろうと決め、光子がよそへ移る日を調べると約束した。

伸夫の役に立てる、と思っただけで嬉しい美緒だったが、このことがのちに大きな不幸をもたらしたのだった。

※結末はあなた自身で読んでみてくださいね!

 

「声なきものの唄」第20話の感想

 

美緒ちゃん、カワイソすぎ・・・(泣)

しっかり者でクールビューティ系な禿として働く美緒が、初めてした恋がこんな悲惨な結末を迎えたなんて・・・。

 

「声なきものの唄」は重い遊郭というテーマながらも、ラストはほんわかした気持ちになれるエピソードが多いのですが、前回に引き続き「女郎の悲惨な末路」を考えさせられるお話でした。

西海楼の光子は、伸夫と夫婦になる約束をしていたにもかかわらず、売られて女郎となりそんな落ちぶれた姿を心から愛した人に見られるのがつらすぎて彼の前から消えようとします。

 

でも、伸夫は「一目会えるだけでいい」と恋がれて、遠くからでも見守っていたかったのにその気持ちが裏切られたことで思い詰めてしまったんでしょうね・・・

金で縛られた光子と、貧しい伸夫が一緒になるにはこの道しかなかったとはいえ、どんよりした気分になりました。

 

彼らもかわいそうですが、一番かわいそうなのは美緒。

初恋の相手に、すでに相手がいるとわかっているだけでも苦しいのに、美緒がよかれと思って教えた情報のせいで悲劇が起こってしまいました。

美緒のせいではないけれども、こんな状況では自分を責めてしまうのも無理はありません。

 

伸夫から渡されたお礼の金魚の彫り物をもらったときの、美緒の乙女な嬉しそうな顔を見たあとだけに、ラストの悲劇が際立ちます。

次回はもっと、明るい気持ちになるお話が読みたいな・・・

 

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