ヒューマン漫画

カワイイ私の作り方 ネタバレ感想 六多いくみ

2018年8月19日

「かわいい」と、空気もおいしくなるの――

六多いくみ先生の漫画「カワイイ私の作り方」は、恋に不器用で冴えないこじらせ女子の変身ストーリーです。

 

「かわいくないって、疲れない?」とキラキラした女子・蒼井春乃に挑発された浅黄秋(あさぎ みのり)は・・・

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「カワイイ私の作り方」のあらすじ

 

親戚の冬磨の店で、契約切りで仕事を失ったことと彼氏にフラれた愚痴を吐き出していた浅黄秋は、見るからにオシャレなキラキラ女子・春乃の服とパンプスにゲロを吐いてしまう。

可愛げがない女だからフラれた、いいお店で大声でフラレ話をしてみっともない。

春乃にそう言われ、撃沈する秋。

 

仕事もない、彼氏もない、見た目も大人としての振る舞いもできない。

一年発起して化粧品会社に派遣として入ったものの、職場には例の女・春乃が教育担当としていた。

 

じつは冬磨を狙っていた春乃は、彼に近づく手段として秋に「かわいい女になる方法」を伝授すると提案してきて・・・

 

「かわいい」は作れるのか!?

 

女子に求められる「可愛げ」とは、一体どんなものなのか? そしてどう役立つのか?

春乃が先生として、冴えない秋に逐一レクチャーしていく形で物語が進んでいきます。

 

リクルートスーツでメガネ、美容院にも行かず肌もガサガサ、女捨ててるアラサーでも、「かわいく」なれるのかが見どころ。

生まれ持った顔は簡単には変えられないけれども、見た目の雰囲気や振る舞いは心がけ一つで変わるもの。

 

年下先輩社員の夏樹さんに、レクチャーの甲斐あって素直に「また教えてくださいね」が言えた秋は、「かわいげがある女だけが受ける特権」に目覚めてしまいます。

 

かわいい女でいるだけで、周囲が優しくなって空気もおいしくなる。

「かわいいをつくるプロ」である春乃にも、じつは苦い過去があったりで、女性としてためになるレッスンを一緒に受けているような気持ちになれます。

 

「カワイイ私の作り方」の感想

 

女性であることを捨ててしまったヒロイン・秋と、ふんわりキラキラ系の春乃の対比がくっきり浮き出ていて、読んでいて面白い。

それに、キラキラ女子のモテテク、というのか春乃の処世術だとか、美容術も実生活で明日から役立つことばかりで興味津々でした。

 

女性ばかりの職場だと、独特な空気があるし秋みたいにはみ出して浮いてしまうタイプには空気がおいしいどころか、針のむしろです。

ほんのちょっとしたことですが、相手を立てる言い回しをするだけで余計な摩擦を回避できますし、秋の飾らないところは美点だけれども最初は全部裏目に出てしまっていて、イタタ、と感じてしまいます。

 

春乃がこんなに秋に親身になってしまうのも、冬磨が目当てなだけじゃなくて、昔の自分を見ているようだから・・・ていうのもあるのかな。

かわいくなると空気もおいしくなる、という言葉にはドキッとしてしまいました。

 

女を武器にするっていうのも嫌な言葉ですけれども、「女性らしいかわいさ、立ち居振る舞い」って仕事をするうえでは案外、重要だったりします。

なんだかんだ言ってもまだまだ「女は愛嬌」が職場では求められていますし、仕事さえキチンとやっていればいいっていう秋タイプはうっとうしがられたり、「女のくせに」と言われたりもしますし。

 

逆に春乃タイプの女性は、「得する」ことが多くなります。

男ウケする女になろうって話じゃなくて、本当はもともと「かわいい」を持っているはずの秋を、こじらせアラサー女子からの脱出と美意識向上させる物語なのかなあ、と。

 

あと、「戦略的かわいい女子」な春乃もまた、「かわいいって、疲れない?」と逆の質問を受けるポジションで、秋に関わったことで違った意味で春乃も成長していくのではないかと感じます。

 

オシャレを忘れかけている女性にとって、春乃の言葉は心臓にグッサーと刺さるので、覚悟して読むべし!

 

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