片想いの牢獄で

片想いの牢獄で ミズタマ作 第1話のネタバレ感想

2017年7月13日

漫画「片想いの牢獄で」ミズタマ作、4つの短編が収録された漫画から第1話「光のさすへや」をご紹介します。

受験のプレッシャーからノイローゼになり、性格が歪みきってしまった兄から虐待される少女・比奈子。

彼女に光をもたらしたのは、ある少年へのほのかな『片思い』でした。

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第1話のあらすじ

 

兄から虐待を受け、逃げるように犬の散歩をしていた比奈子が、引きこもりのクラスメイト・小日向と知り合い、自分が兄からひどい虐待を受けていることを打ち明けます。

とっくの昔に社会のレールから外れた人生を歩んでいる小日向は、比奈子を守るために「世間体」など必要としなかった。

二人は恋愛関係にはならなかったけれども、そこがまた微妙な空気感があってよかったです。

 

虐待を受けていた女の子

中学生の朝倉比奈子は、同じ部屋の兄からひどいモラハラ・虐待を受けていた。

 

母が「お受験」に夢中になり、兄を追い詰めた結果としてそのプレッシャーからくるストレスをすべて妹にぶつけて解消しているのだった。

言葉だけなら無視していればいいが、次第にそれはエスカレートしていき、比奈子は逃げ場もなく苦しんでいた。

 

ある日、学校にずっと不登校だった小日向という男子が来ていた。

同じクラスとはいえ、ずっと来なかったので比奈子は彼のことを知らなかった。

 

だが、ひょんなことから比奈子は彼と知り合いになってしまう。

兄の虐待から逃れて犬の散歩に出た夜、犬のソラが逃げ出して見つけてくれたのが小日向だったのだ。

 

 

感想と考察 比奈子の片想いのゆくえ

 

比奈子が小日向のことを好きになったのは、いつだったのでしょうか。

大好きなソラに対して、真剣に仲良くなろうとしていた素朴な姿を見てからか。

 

それとも、父親のいる田舎とそっくりだというあの、プラネタリウムを見せてくれた瞬間なのか。

田舎へ行く、と引っ越す小日向に恋するすがるような目で「小日向!」と声をかけた比奈子。

でも、恋に鈍い彼は、そんな比奈子の想いにはまったく気づかず、ソラにだけ満面の笑顔で頭をなでて去っていってしまいました。

 

不登校で引きこもりの中学生というだけあって、恋愛にはにぶい様子の彼。

でも、友達として比奈子を守った彼の純粋さが感じられて、逆に「素敵だ」と思えます。

 

想いも告げられないままに、自分を助けてくれた小日向を見送った比奈子は、もう前のような親の操り人形には戻らず、「嫌なものは嫌」と言える子になっていたし。

恋のよすがは、小日向が最後にプレゼントしてくれたプラネタリウムだけ。

片想いはどこにも行き場がなく・・・

 

 

第2話「運命のひと」ネタバレへ

 

 

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