監禁されていた廃屋から脱出した岩野裕行は、帰宅してホッとしたのもつかの間、カコが家に入り込んでいて驚愕します。
なごやかに夕食のシチューを食べながら談笑する妻とカコ。
そのテーブルの下でカコが脅しながら裕行の地獄絵図な展開が第5話「シチュー」です。
「監禁嬢」第五話 シチュー あらすじとネタバレ
焦る裕行を見て楽しむカコ
行方不明になっていた夫が帰ってきて、大喜びする妻の美沙子。美沙子はカコを夕食に誘い、裕行たちとともにテーブルを囲む。
ヒワがお腹にできる前、ヨガ教室に通っていた美沙子はそこでカコと知り合ったという。
裕行はそれを聞いて、カコが周到に計画を準備して進めていたことを知る。
すべてはカコの手のひらの上だった。
妻を心配させるわけにはいかない、と地元の友人に偶然会って朝まで飲まされて動けなかったんだ、とごまかす裕行。
冷や汗をかいて動揺している裕行を見ながら、カコは笑いをこらえている。
あきらかに、カコは裕行が妻の前で暴露されないかと焦る様子を楽しんでいたのだ。
「監禁嬢」第五話の感想
エグい・・・これはエグすぎる。
『地獄から抜け出せた、と思ったら再びカコが精神の牢獄をつくり、待ち構えていたのであった』
という展開です。
最初は肉体的に監禁して責め苦を与えたわけですが、今回は精神的な監禁というべきでしょうか。女性だからこそできるやり方で、奥さんと仲良くなって友人として潜り込み、裕行の家庭をめちゃくちゃにする気でいます。
カコの切り札は『例の動画』で、あの動画がある以上、裕行には何の抵抗もできません。
ひとたび公表されれば、教師としての地位も、周りの評価も、妻からの信頼もすべて失ってしまうからです。
裕行が抵抗できないのをいいことに、カコは今回もやりたい放題でした。
奥さんとニコニコ話しながら、見えないところで裕行をいじめて、さらにスプーンでアレをゴックンと(オエーーッ)。
こんな女につきまとわれたら、『要求は全部飲むのでお願いだからもうやめてください』と土下座してでも逃げたいでしょうが、カコが求めるものが現時点ではまだ不明なのでどうにもできません。
次は一体、何をされるのか・・・崩れていく日常に、裕行の精神崩壊が始まります。