カコが家族にまで魔の手を伸ばし、とうとう反撃に出る岩野裕行。
謎の女に立ち向かい、ワナを仕掛けましたが・・・カコは『つぎに何をするのかわからない女』で、やはり意表をついた行動を取ります。
第10話「記憶」では、裕行とカコの直接対決が見られます。
「監禁嬢」第十話 記憶 あらすじとネタバレ
美沙子のフリをしてカコを呼び出す!
新宿にある、レトロで時計がたくさん飾られている喫茶店に呼び出されたカコ。
カコが期待していたのは、裕行の妻である美沙子のはずだった。
しかし、そこに現れたのは裕行本人。
カコは裕行が、美沙子のケータイからLINEで美沙子のふりをして呼び出したことに気づく。
裕行はカコに札束の入った封筒を渡す。
今、自分が払える限界の金だと言い、裕行はカコに二度と現れないでくれと告げる。
金と引き換えに消えてほしい、できないならケーサツに連れていくという裕行。
ケーサツに行ったところで何も言えないだろうし、あの動画が公になれば裕行だけではなく藤森麻希の人生までメチャクチャになる。
それに、自分の証言次第では、襲ったのはカコではなく裕行のせいにすることだってできる、と。
たしかに、こんな手段でカコを止めることはできなかった。
カコがこんなことをしているのは金銭目的ではなく、「別のもの」であることは裕行もとうに承知していた。
しかし、真面目な高校教師に思いつける手段は、このくらいしかなかったのだ。
「監禁嬢」第十話の感想
裕行がカコに反撃するために企んでいたこと・・・え、ショボッ!
美沙子のフリをして喫茶店に呼び出して大金渡して「お願いだから消えて」と土下座(比喩的な意味で)、だけでした。
何かもっと腕力に訴える系なすごいことを企んでいるのカナー、と考えていたのでガッカリですね。でも、ある意味で正攻法過ぎて、裕行らしいとは言えます。
そんな大金があるんなら、探偵雇ってカコの身辺調査させて弱み握るくらいのことすればいいのにナー、と思ったり。
裕行とカコが直接対決していた裏で、じつは藤森麻希がこっそり裕行のあとをつけてきました。(GPSでもつけてんのかな)
「なんか探偵みたい」と、ノリノリで見張っています。なかなか能天気な子です。
カコは「何考えてるかわかんない女」で、いきなり「鬼ごっこですかー!?」という感じですが、じつはその裏でしっかりと彼女の策略が張り巡らされていました。
カコに思い出せ、と言われても1ミリもその存在を思い出せない。身に覚えもない裕之。
次の話では、裕行が最も恐れていた事態に陥ります。