瑠衣の謎が明かされ、爽に対する憎悪の理由に迫るお話。
瑠衣の登場で、異様なまでに怯える秋山の妻。
「大事な妹」だと瑠衣をかばう秋山。
「ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜」20巻では、やっとつながった瑠衣と秋山の関係、そして瑠衣のあらたな企みがわいてきて「復讐はこれから」を予感させる展開です。
ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜20巻ネタバレ 丘上あい
卒業アルバムにあった揺るがぬ証拠
「秋山 瑠衣」
若菜と一緒に潜入した学校で発見したのは、高校時代に一度だけ見たボロボロの女の子の面影。
秋山の血縁であり、瑠衣がいままで爽に対して行ってきた非道の数々につながる証拠でもあった。
何食わぬ顔で秋山に会いに来た瑠衣
瑠衣は秋山のレストランを訪れ、「元気だった?」と普通に挨拶。
子供のころにあった「傷」もキレイに消えて、旧交を温めるかのようににこやかに話す瑠衣。
警戒態勢に入る秋山の妻
秋山の妻・美和子は、瑠衣の姿を見て心臓が飛び出すほどびっくり。
慌てて保育園に息子を迎えに行き、震えながら抱きしめる。
昔の瑠衣を思い浮かべながら、異常なほどに怯える美和子。
寺嶋と瑠衣の過去の悪事と新たな悪だくみ
爽は仕事で失脚し、結はもう用済みだと話す寺嶋。
今度の役目は、「お兄ちゃん」の前で彼氏のフリ、だという。
爽と優希を仲違いさせたのも、撮影場所のドタキャンも、すべて寺嶋のしわざ。
さらに、秋山の店に爽を導いたのも・・・
人生を踏み潰しただけでは足りない。
瑠衣の復讐はまだこれからだった。
「ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜」20巻の見どころ
今までモヤモヤしていた事件の「犯人」と「犯行の手口」が過去の回想、という形ですべて明かされる今回。
いかに一生懸命に?瑠衣が爽を苦しめるために手を尽くしてきたのかが、事細かく描かれています。
事件の種明かしがパーッと一気にされたようで、終わりが近いのかな・・・と思いきや『地獄の入り口にたどりついた』ばかり、だという。
これまでだいぶひどい目に合わされてきた爽ですが、これが序の口だというのなら、今後の展開ってどんだけぇ~!って感じなんですけど。
意外だったのが、少女時代に虐待されていた様子の瑠衣と秋山が、いきなり再会してわだかまりなく会話していたところ。
そして、秋山が瑠衣を「大事な妹」だと線引きして、爽に今までの悪事まで許してやってほしい(どこまで打ち明けたか不明だけど、カズとの不倫を知った様子)とまでかばっている点。
一体かれらの過去に何があったのか。ストーリーの謎がさらに深まっていきます。
20巻の結末と考察
「わたしの人生を踏み潰してのうのうと生きている」
と、爽が昔、何かをやらかして瑠衣の恨みを買ったのだけはなんとかわかったのですが。
爽の人生をめちゃくちゃにするためだけに、親友のフリをして近づき、旦那を奪い、仕事でも破滅させ、仲のいい同僚との関係までぶち壊し、とありとあらゆる手段で復讐に手を染めてきた瑠衣。
しかも、瑠衣は「わざと」爽が「瑠衣の素性」にたどり着くように仕掛けをしており、卒業アルバムにたどりついたのも偶然ではなかったのだ、という。
一番気になった発言は「お兄ちゃんはあの女を信じない」という言葉で、秋山もまた爽に対して不信感を抱く何かがあったのか。
誰かを深く恨んだりするような性格に見えない秋山ですが、じつはドロドロの恨みを抱えていたりして。
あと不可解なのが、秋山の妻が妙なくらいに瑠衣に怯えていて、息子と一緒にどこかに避難?したっぽい。
息子に危害を加えられそうだと考えているように見えます。
まあ、瑠衣ならやりかねないですけどねぇ・・・
人間関係が複雑すぎて、何がなんやらでややこしくなってきましたが、20話で明確になったのは『瑠衣は爽を深く憎み、復讐している』ということ。
その謎がつぎで解き明かされるのか!?
なんと!11月は、月二回配信予定とのことです!!(11月15・30)
月イチ配信は遠く感じるので嬉しいですね〜
次回も楽しみ!