復讐漫画

ブス、逆襲するってよ~ルサンチマンの女~ネタバレ感想 岩田和久

2018年1月27日

岩田和久先生の漫画「ブス、逆襲するってよ ~ルサンチマンの女~」はキョーレツなデブスの下克上の物語です。

ブスであるがゆえに、どこに行ってもいじめられ続けた早苗は、お約束のようにイケメンに騙されて貢いだ挙句に捨てられる。

 

世の中は強者のもの。喰うか喰われるか、の二択。

そして世を恨むようになった早苗がした「決意」・・・予想もできなかったラストが!?

スポンサーリンク

「ブス、逆襲するってよ」のあらすじ

 

早苗は幼い頃から「ブス」だとさげすまれ、学校では理不尽ないじめを受けていた。

それは大人になってからも同じで、故郷を出て上京しても職場で「ブス!」と怒鳴られ見下される日々を送っていた。

 

だが、飲食店のバイトで知り合った客のひとり、身なりもいいイケメンの上杉だけは「早苗ちゃんに本気だ!」と熱烈な好意を寄せてきて、早苗は初めて優しく接してくれた彼に初恋をしてしまう。

こんなデブスの自分に、彼のような素敵な人が・・・と舞い上がっていたのもつかの間、上杉は金に困って早苗に泣きつき、断れずに早苗は苦界に身を沈める。

 

身を尽くして上杉にすべてを捧げた早苗は、彼が自分を搾取するためだけに愛しているフリをしていたと知って・・・!?

 

この話の見どころ。ブスがイケメンに裏切られる、まではお約束。ここからが違う!

 

誰からも相手にされないデブのブスが、都会で悪い男に騙されて貢いだ挙句に売り飛ばされる、というのはよくあるお話です。

ここからの展開が違います!

 

さんざん「愛している」とその気にさせた上杉は、早苗をただの金をむしるための道具としてしか見ておらず、早苗の心をズタズタに引き裂きます。

世の中は喰うか喰われるか、の二択だという教訓を得た早苗は自分を騙した男に対して単なる復讐をするのではなく、「世の中への復讐」を決意するようになります。

 

売り飛ばされた先のお店で知り合った、太客の山田に目をつけた早苗は、上杉から学んだ「教訓」を最大限に活かして「喰われる側」から「喰う側」へと下克上を果たすのです。

 

「ブス、逆襲するってよ」の感想

 

表紙の早苗の顔もすごいですよね(笑)

かなり後味の悪い、ルサンチマン・・・

 

ブスの逆襲、というと整形して美人になってから裏切った相手への復讐を果たすという筋書きが多いですが、このお話はブスがブスのまま自分の中にある怨念を晴らす展開。

幼い頃からいじめられ続けてきた早苗の鬱屈した感情のはけ口が、初めて愛したはずのイケメン男に裏切られたことで「男全体」あるいは「自分を虐げてきたものたちすべて」に向かった、という形です。

 

本来であれば、おとなしくて優しい気持ちをもっていた女性だったのに、早苗は上杉からの裏切りで、無力で虐げられる存在から恐ろしく本当に醜い存在に変貌してしまった、とも言えます。

裏切るよりは裏切られたほうがいい、というのは無力なままのいい子ちゃん論理で、所詮は「喰われる側」。

 

「喰われる側」からの卒業を果たした早苗が、たとえ醜くてもすごく強い女性に見えるし、うじうじ泣いて何もしない人よりはいいなって思えました。

早苗の犠牲者になったおじさん?は、ちょっと気の毒でしたけれどもね・・・。

 

安い割に、とても読み応えのあるお話でした。

 

こちらの記事もおすすめです

ブスの本懐~暴走する3人の醜女たち~ネタバレへ

 

ブス姉妹の確執。どっちがよりブス!?

漫画「性格ブスと見た目ブス~ブサイクの遺伝子~」ネタバレへ

 

 

当サイトのまとめサイトへの転載・リライトは禁止です。

 

Copyright© 漫画ネタバレまとめブログ , 2020 All Rights Reserved.